人やもの、情報が行き交う「スクエア=広場」のようなホテルへ。
そんな思いから、スマートなチェックインシステムを導入しました。

人やもの、情報が行き交う「スクエア=広場」のようなホテルへ。<br>そんな思いから、スマートなチェックインシステムを導入しました。

ザ・スクエアホテル銀座 Hotel Operation Manager 大田 陽介 様

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ザ・スクエアホテル銀座様について

ザ・スクエアホテル銀座様は、どのようなホテルなのでしょうか?

ザ・スクエアホテル銀座は、“銀座をつなぐコンシェルジュ”をコンセプトに掲げるソラーレホテルズの新ブランドホテルです。お部屋の数は、全部で182室。オープンして1ヵ月ほどになりますが、お客さまの傾向としては、国内からが約7割、海外からが約3割。国内からのお客さまは主に地方から歌舞伎座など東京観光を目的にいらっしゃる方が多く、海外からのお客さまは主に中国・韓国・アジア圏からいらっしゃる方が多い印象です。

“銀座をつなぐコンシェルジュ”というコンセプトについて、詳しくお聞かせください。

ホテル名にある「スクエア」は、「広場」という意味を持っています。人やもの、情報が行き交う「広場」のような存在であり、スタッフはそれらをつなぐ街のコンシェルジュのような存在でありたいと思っています。

コンシェルジュとしてお客さまと接する上で、心がけていらっしゃることはありますか?

ホテルのスタッフから積極的にお客さまにお声がけすることを、大切にしています。どうしてもレセプションではスタッフが、カウンターの中にいて受身になってしまうところがあると思いますが、カウンターから一歩外に出て自らお客さまの方へ歩み寄ってお話するようにしていますね。これまでのホテルのスタイルとは違う、親しみのある接客を目指しています。


また、当ホテルではスタッフの3分の1が外国人のスタッフなので、中国語、ネパール語、イタリア語、フランス語など幅広い言語に対応しているのも特徴です。日本人のスタッフも英語を話せるスタッフが多く、銀座にいらっしゃる外国人観光客の方が安心して滞在できるよう環境づくりにも力を入れています。

とても素敵なお部屋でしたが、そこには、ザ・スクエアホテル銀座様のどのような思いがあるのでしょうか?

客室のインテリアはシンプルですが、ユニークなデスクランプやスピーカーなど、デザイン性の高いこだわりのアイテムを取り入れています。お部屋に入ってまず目に飛び込むのが、ベッドにかかったホテルのロゴ入りのデニムのベッドスローです。これは、アメリカのデニムブランド「Lee」とコラボレーションをした当ホテルのオリジナルアイテムです。スタッフのユニフォームも、「Lee」との協業により、オリジナルでつくりました。

1階にあるカフェ&バー「BUNDOZA(ブンドウザ)」。こちらのスペースはどのような思いで設けられたのでしょうか?

「BUNDOZA」は、昼はカフェとして、夜はバーとして営業しています。チェックイン前のお客さまや、観光から帰って来られた宿泊のお客さまといったホテル利用者だけでなく、近隣にオフィスがある方など、宿泊されていない一般の方にも気軽にお立ち寄りいただけるお店です。フリーWi-Fiを完備しているので、ビジネスで使われる方も多く見受けられます。昼は香り高いスペシャルティーコーヒーを、夜はジャパニーズ・クラフトを中心とした各種のお酒を取り揃えているので、ぜひ多くの方に気兼ねなくお越しいただけたらうれしいですね。

その他に、ザ・スクエアホテル銀座様が力を入れていることはありますか?

お部屋には、お客さまが自由にネット検索や通話、レセプションと連絡を取れる宿泊者専用客室スマートフォン「handy」を導入しています。また、冷暖房のコントロールやテレビのリモコン操作のほか、客室内の備品関連の使い方などを載せたタブレットも設置しており、どちらも多言語対応しているので、外国人のお客さまにも安心して滞在いただけると思っています。タブレットからは、大浴場やカフェの混雑状況も確認でき、こちらも便利に使っていただいているのではないでしょうか。また、これらの機器の導入によって、お部屋の中はほとんどペーパーレス化を実現することができました。

アルメックスのスマートなチェックイン機について

1階のロビーには、アルメックスのスマートなチェックインシステムを導入されていますね。どのような経緯で導入されたのでしょうか?

先ほどお話したように、ザ・スクエアホテル銀座のスタッフは単にチェックイン、チェックアウトをするだけではなく、コンシェルジュの機能を兼ねています。お客さまとできるだけ多く接し、コミュニケーションをとることができるように、機械に任せられる作業は機械に任せ、お客さまと向き合う時間をもっと増やしたい。そんな思いから、導入を決めました。

アルメックスのスマートなチェックインシステムを選ばれた理由がありましたら、お聞かせください。

スマートなチェックインシステムを導入するにあたって本部では、他社の製品も検討したようです。ですが、アルメックスさんのように私たちの要望を聞いて、ここまでカスタマイズに応じてくれる会社は他にはなかったのです。そんなところが、アルメックスさんを選んだ決め手になったようです。

スマートなチェックインシステムのカスタマイズにあたって、どのようなご要望を出されたのでしょうか?

ザ・スクエアホテル銀座は、デザイン性もこだわりの一つなので、スマートなチェックインシステムでもスマートに、そしてクールに見えるよう、内装にマッチしたものにしたい。そのようなことを相談しながら、オーダーメイド感覚でカスタマイズしていただきました。

実際に、どのようにカスタマイズされたのでしょうか?

まず、ホテルのコンセプトに合うようにお客さまがご自身でチェックイン、チェックアウトをすることができるオートシステムを開発していただきました。デザイン面ではお客さまが操作される上部のモニター部分のみを外に出し、ルームカードの吐き出し部分などの下部は、デザイン会社と協力して家具の中に収納してもらったことで、1階ロビーの雰囲気を壊さず、空間に馴染むデザインになりました。デザインだけでなくオペレーションもシンプルに、あえてクレジットカードの決済のみできる、非金銭型の機器にカスタマイズしていただきました。

スマートなチェックインシステムを導入したことによるお客さまやスタッフの反応、効果をどのように感じていらっしゃいますか?

お客さまがスマートなチェックインシステムで操作をする時には、必ずそばにスタッフがおり、いつでもお手伝いできる環境を心がけているのですが、意外とほとんどのお客さまにすんなりと受け入れられ、みなさまスムーズに操作されている印象です。
また、スタッフからも好評です。入社して間もない新人スタッフや、外国人スタッフも、操作のお手伝いをしながら、積極的にお客さまとのコミュニケーションを取っています。これまでの煩雑なチェックイン、チェックアウトの手続きが減ったことで、経験の少ないスタッフも短いトレーニング期間で自信を持って接客ができるようになるのは、大きなメリットだと思います。

アルメックスのサポート体制については、いかがでしょうか?

アルメックスさんのサポート体制は、すばらしいですね。何か困ったことがあって電話をすれば24時間対応してくれますし、電話で対応しきれない内容の場合でも、フットワークが軽く、すぐに現場に駆けつけてくださいます。11月のオープン時には、スマートなチェックインシステムが新製品だったということもあって、数泊泊りがけで昼も夜も関係なく対応してくださり、頼もしかったです。
特にオープン直前に実施した、外部の方を招いて試泊会では、チェックイン時に画面に指で署名を入力する操作がしにくい、手間がかかるとのご意見を参加者からいただきました。そのことをアルメックスさんに相談すると、数日後にはタッチペンでお客さまが入力できるように改善いただくなど、お客さまの利便性や操作性を第一に考え、スピーディーに対応してアップデートし続けてくださいました。本当にありがたかったですね。

スマートなチェックインシステムに対して改良してほしい部分や、新たに求める機能がありましたら、お聞かせください。

ザ・スクエアホテル銀座は182室という大型のホテルですが、現在のところ4台のスマートなチェックインシステムで受付作業は十分まかなえていますし、混雑してしまうこともほぼありません。機械ならではの、画面が固まって動かなくなるフリーズするというようなトラブルも現在はなく、不満は特にないですね。
欲を言えば、いつかは受付作業以外の機能も備えることができたら、お客さまがさらに喜んでくださるシステムになるのかもしれませんね。例えば、観光案内の情報を見ることができたり、さらにその情報を印刷することができたり、ホテルのパブリックスペースにあるからこその機能が備わると、今以上にお客さまの満足度向上につながりそうです。

今後について

ザ・スクエアホテル銀座様の今後のビジョンをお聞かせください。

“銀座のコンシェルジュ”としてスタッフのトレーニングにより力を入れていき、接客スキルとお客さまの満足度をさらに上げていきたいと思っています。そして、宿泊している、していないに関係なく銀座近辺にいらっしゃる方が気軽に立ち寄ることができる、まるで「広場」のような親しみのあるホテルになっていきたいと思っています。

編集後記

制作部のスタッフが、ザ・スクエアホテル銀座様に宿泊してきました!

制作部のスタッフがザ・スクエアホテル銀座様に宿泊してきました。


東銀座駅から徒歩5分の都内の一等地にオープンされたザ・スクエアホテル銀座様。大きな扉を開け、ブルックリンスタイルのお洒落なカフェバーを抜けた先にホテルのレセプションがあります。

アルメックスのチェックイン機もホテルの内装に合わせた大幅なカスタマイズにより、木と融合した温かみのあるデザインへと生まれ変わっていました。
カフェバーやレセプションには英語や中国語での説明書きや観光案内があったり、外国語が話せるスタッフの方がいらっしゃったりと外国人観光客の受け入れに積極的なザ・スクエアホテル銀座様のホテル運営にも5ヵ国語対応のチェックイン機は一役かっているようです。

コンシェルジュと呼ばれるスタッフの方のサポートもありスムーズにチェックインが完了。
さっそくお部屋へ向かいますが、お部屋へ向かう途中にもザ・スクエアホテル銀座様ならではの楽しみが!

1階のエレベーターホールには夜の銀座に満開の桜、大浴場とジムなどがある2階には秋の東京の風景が描かれており、なんとこの作品、有名な画家さんが壁に直接描かれたとのこと。大迫力の絵に圧倒されました。この絵をバックに撮影される方も多いのではないでしょうか。

客室のある各階のエレベーターホールにも様々な年代の銀座の写真が飾られており銀座の歴史、日本の文化に触れることができる空間になっていました。

わくわくしながらお部屋に入るとシックな色合いの室内に温かみのあるデニム生地のベッド。そして見慣れない家電。どうやって使うんだろう?と思いながらコンセントにつなぐと、なんと照明でした!

枠の中の2つのボールを引き寄せたり、離したりすることでランプのスイッチとして機能しているようです。


また、お部屋にはタブレットが設置されており、ホテルのインフォメーションが見られるだけでなく、大浴場やカフェバーの混雑状況がリアルタイムで確認できたり、照明や空調、テレビなどタブレット1つでコントロールができたりとIoTを取り入れたお部屋となっていました。

他にもお部屋には遊び心のあるワクワクする仕掛けが散りばめられていますので是非体験してみてくださいね。

そしてこの時期なんといっても嬉しいのが26時まで入ることのできる大浴場。取材に伺ったのは冬真っ只中の12月。冷え切った身体が芯まで温まりました。女湯は専用のカードキーがないと入れないのでセキュリティも万全です。


翌日の朝食はホテルに併設するカフェバー「BUNDOZA(ブンドウザ)」で希少な豆を使用したスペシャルティコーヒーとシュガードーナツを食べながら毎朝こんな時間が過ごせたらと願わずにはいられないほど至福のひと時を過ごしました。

おしゃれなだけじゃない、遊び心満載のザ・スクエアホテル銀座様。大田さんをはじめとしたスタッフのみなさん、銀座の魅力を存分に味わうことができました。本当にありがとうございました。

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