より気軽に立ち寄れる場所を目指して。事務負担削減はコミュニケーション増加の糸口に

より気軽に立ち寄れる場所を目指して。事務負担削減はコミュニケーション増加の糸口に

なかむら泌尿器科クリニック雑色 中村 文彦様

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【導入事例】FIT-B for Clinic-なかむら泌尿器科クリニック雑色様

なかむら泌尿器科クリニック雑色様について

クリニックの開業時からご導入いただいておりますが、どのようなクリニックなのでしょうか?

開業にあたり大田区の雑色、京浜急行電鉄本線・雑色駅駅前のディスカウントスーパーマーケットのあるビルの5階に開業させていただいております。

なぜ、この地を選んだかという理由をお話しさせていただくと、私自身が城南エリアで10年ほど勤務医として、泌尿器科領域含めた地域医療に携わっておりましたが、城南エリアの特に羽田・雑色エリアは泌尿器科の数が少なく、高齢化医療も含めての泌尿器科のニーズが年々高まっているのを感じていました。泌尿器科の疾患を抱えている方は多いのにも関わらず、うち約9%~10%ほどしか、泌尿器科に通院をされていらっしゃらないのが現状です。また、泌尿器科の開業医・病院自体も非常に少なく、悩みを抱える方の受診や相談ができる場所はどこになるのかという思いがあったため、自身を医師として育てていただいた城南エリアの皆様のお役に立てればと思い、この地に開業を決意しました。

コンセプトとしては「患者さまが気軽に立ち寄れる場所」として、落ち着いて診療を受けられる環境づくりを大切にしています。若年層では膀胱炎・尿道炎とかいった疾患や、子どもの夜尿症、前立腺がん・血尿、泌尿器科の健康診断における検診異常をターゲットにしております。また当院では、前立腺がんのホルモン療法・投薬治療、膀胱がんをはじめとした膀胱内のフォロー、男性更年期障害やEDの診療など分野を得意としています。

受付回りのDX化の需要が高まってきていますが、今回先生がセミセルフレジ導入を検討された経緯を教えてください。

一番の理由は効率化です。患者さまの待ち時間を短縮して、スムーズに診療したいということがまず第一にあげられます。どこの病院でも、診療までの待ち時間に対して、会計時の待ち時間を患者さまが不満に感じられていられるのを感じておりました。セミセルフレジの導入で、会計時間の短縮が期待できたというのがまず一つですね。実際にセミセルフレジを導入することで、およそ5分くらいの会計時間が、2分~3分に短縮できています。

もう一つの理由として、スタッフのレジ締め作業や金銭の管理を少しでも楽にしたいというのがありました。「FIT-B for Clinic」を導入することで、スタッフの負担を軽減し、患者さまとのコミュニケーションの機会を増やせればというのが、二つ目の理由です。コミュニケーションの機会を増やすことで、スタッフとの距離感を縮め、それによって患者さまの満足度が高まればと思い、セミセルフレジの導入を検討しました。

導入経緯とアルメックスの製品について

さまざまなメーカーが機器を提供していますが、アルメックスの製品を選択されたポイントをお聞かせください。

「FIT-B for Clinic」を選んだ決め手は、主に三つあります。
まず一つ目は、そのコンパクトさです。どうしても受付のスペースは限られるため、レジの幅と奥行きが45cmで小さいことは、受付の限られたスペースに設置する上で助かりました。受付を広く使えるので、スタッフが業務に集中し易いのではないか、と考えました。

二つ目は、クラウドで取引データを保存できる点と、24時間繋がるコールセンターです。クラウドで取引データが保存でき、質問があるとき、何かあったときもコールセンターで24時間管理していただけるという点も強みでした。データをクラウドに保管しているため、万が一トラブルがあった際も、コールセンターに電話をすれば、こちらのデータを確認してもらえるので、迅速に対応してもらえる安心感がありました。

最後に、操作の簡単さも大きな決め手となりました。患者さまもスタッフもレジの操作がシンプルで、音声での案内もあるため、高齢者の方も使い易いのではないかと思いました。また、会計時間短縮になることも非常に魅力的でした。
これらのことから「FIT-B for Clinic」は、クリニックにとって最適な選択であると判断をしました。

キャッシュレス機能についてもお聞かせください。

時代的にも支払方法について、キャッシュレス・カード決済の需要の高まりを感じていました。クリニックの運営面だけを考えると、現金のみのほうが費用を抑えられるのですが、患者さまの利便性を考えると導入メリットが高く、最初からキャッシュレスの決済ができ、現金にも対応できる精算機という点も、アルメックスの「FIT-B for Clinic」を使わせていただく理由になりました。

導入効果について

実際に自動精算機を導入いただき、どのような効果を感じていらっしゃいますか?

運用時、システムの簡単さを実感しました。まず、音声案内のサポートがあり、操作が非常に簡単ということ。次にセルフレジ自体がボタンも少なく、操作も非常にシンプルであるということですね。
また「FIT-B for Clinic」は、フルセルフレジとしてもセミセルフレジしても使えます。セミセルフモードでは、スタッフでバーコードを読み込んで患者さまにお支払いいただくということも簡単に行えます。
現在はセミセルフレジとして運用していますが、セルフレジはコンビニやスーパー等でも導入されているので、将来的にはフルセルフレジに移行していく考えです。

働き方も変わりましたか?

当院は開業時からセミセルフレジを導入していましたが、一般的に会計時に精算機がないと、準備を含め平均して4~5分かかる会計時間を、2分程度に短縮することができたのではないかと感じております。

それに伴い、診療後にお待たせすることがほとんどないことも、患者さまの満足度に繋がっていると思っています。スタッフにもゆとりができたため、患者さまとのコミュニケーションの機会が増えている気がします。診療後の患者さまをお待たせすることなく、お会計に案内することができているので、患者さまの満足度にも繋がっていると思います。

レジの準備や締め作業がすぐにできることも非常に便利です。締め作業は一般的に30分ほどかかると言われていますが、「FIT-B for Clinic」は回収モードが付いているため、約5分ほどで終了できることはとても魅力に感じております。残業時間も短縮できており、業務面から見てもかなりの改善効果はあったと考えています。スタッフの評価もかなり良好で、導入してよかったなと思っています。

患者さまの利用状況や反応についてはいかがですか?

現在は「FIT-B for Clinic」をセミセルフレジとして運用させていただいているのですが、現金の投入時やカード使用時の音声案内に加えて、投入口が光る発光モードがあるので、「こちらにお金を入れてください」「カードを挿入してください」など、操作が非常にわかりやすいと、患者さま側からも好評価をいただいております。今後しばらく、患者さまにご利用いただいた後、セミセルフレジからフルセルフレジとしての運用移行を考えております。

アルメックスについて

検討時、導入時、導入後のアルメックスの対応についてお聞かせください。

導入時の運営サポートという面でいうと、クリニック側のニーズに合わせてくださるんですね。操作方法の説明だけでなく、「こういう風にやると、締め作業が楽ですよ」というアドバイスもあり、運用面でのサポートの手厚さを実感しています。何かあった時にはすぐに対応してもらえるという安心感もありました。

今後について

今後のデジタル化施策について、お聞かせください。

クリニックのDX化は今後も進めていこうと考えています。今回手始めにセミセルフとして精算機を導入したことで、業務効率を非常に実感しました。患者さまからの評判も良好なので、今後もDX化については進めていこうと思っております。

今後はフルセルフレジへの移行に限らず、オンラインでの問診票など、クリニックのシステムとしてもDX化は進めていきたい考えです。院内のDX化を進めることで、患者さまに向けたサービスの利便性の向上、またスタッフの業務負担の改善を図りたいと考えております。患者さまはもちろん、スタッフの働きやすさ・満足度を高めることも、クリニックにとっての大切な課題だと思っています。

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