〜自然豊かな環境とホスピタリティに富む名門に新たな癒やしを〜
「ハローキャディ」でキャディー不足の課題を解決

〜自然豊かな環境とホスピタリティに富む名門に新たな癒やしを〜 <br>「ハローキャディ」でキャディー不足の課題を解決

箱根カントリー俱楽部 マスター室 川又 勝秋さま

導入製品を見る

箱根カントリー倶楽部さまの特徴や魅力についてお聞かせください。

当倶楽部は1953年に開場した由緒ある名門ゴルフ場です。設計者の赤星四郎氏は、日本の風景にアーリーアメリカンの雰囲気を取り入れることを目指し、箱根の自然を最大限に生かしたコースを作り上げました。コースは富士箱根伊豆国立公園の只中、箱根山のカルデラ北部に広がる仙石原に位置しており、667mから711mの緩やかな高低差の中に展開しています。山中にあるコースとは思えないほどフラットで、自然の地形を巧みに活かしたレイアウトが特徴的です。


コースは1954年7月に9ホールで仮オープンし、1955年7月に18ホールが開業しました。大きなグリーンと自然の起伏を活かした広々としたホールで構成されており、草原の花々と箱根自生の樹木に囲まれて四季を通じて楽しめます。設立から今日に至るまで外部資本に頼らず、会員全員による会員のための経営をしており、会員さま同士が家族のようなアットホームな雰囲気が特徴です。スタッフもお客さま一人ひとりと親しく接し、温かいおもてなしを心掛けています。

おもてなしへの取組みも伺えますか。

はい、当倶楽部では、お客さまへのおもてなしを非常に大切にしています。基本的に第一印象が大事だと思っていますので、スタッフ全員が、来られるお客さまに対して丁寧な挨拶を行うようにしています。お客さまに対する配慮と心配りを忘れず、常にお客さまが快適に過ごせる環境を提供することを目指しています。

私が訪問した際も、スタッフの皆さんが笑顔で丁寧に挨拶してくださり、非常に心地よい印象を受けました。このおもてなしの精神が、箱根カントリー倶楽部さまの魅力の一つであると感じました。

導入経緯とアルメックスの製品について

「ハローキャディ」導入の経緯について教えてください。

キャディー不足によるお客さまへのキャンセル待ち発生の打開策にセルフプレーへのご案内を候補として半年前くらいに電動の手押しカートを導入しました。
当倶楽部ではプレースタイルが基本的には歩きによる手押し電動カートで、乗用カートは使用していません。

しかし、ご高齢の方が多数を占める会員さまにとって、手押しカートは負担がかかる面もありました。常に操作を維持しなければならず、坂道で転倒の不安もあり、疲労を訴える声もあったため、手押しカートだけでは十分な対応が難しい状況でした。

その課題を解決するために「ハローキャディ」を導入されたそうですね。

はい、ネットで「ハローキャディ」の存在を知り、デモ機をお願いしました。最初はコースの障害物を過敏に感知して止まるシーンがあり、不安を感じていましたが2回目のデモでは、改善されていてスムーズな走行を確認できました。手押しカートと比較して、操作が非常に簡単でプレーヤーがプレーに集中できる点が良いと感じました。


さらに、当倶楽部ではコース管理の一環としてロボット化が進んでおり、ハローキャディの導入もこの流れに沿ったものです。こうした技術の導入により、快適で便利なゴルフ体験を提供できると確信していますし、少しでもキャンセル待ちをしている会員さまの選択肢の一つになることに期待をしました。

導入効果について

スタッフの方の反応や効果はいかがでしたか?

キャディー無しでもラウンドが可能となるため、キャディーを確保できない場合でも柔軟に対応することができます。実際、2台導入したことで、既にキャディー1組分の削減が可能となり、人員体制の最適化が図れました。

スタッフ側も、自走するハローキャディのおかげで付き添いの手間が省け、作業効率が上がりました。ボタン操作がシンプルなので、会員さまへの説明も簡単で手間がかからないのも良い点です。

お客さまの反応はいかがでしたか?

使用いただいたお客さまからは大変ご好評です。「夕方のハーフラウンドなら十分これで回れる」と、午後のハーフラウンドで活躍する場面も多く、シンプルなボタン操作なので使いやすく、ハンドル操作の必要がないためストレスフリーだったようです。従来の手押しカートは、リモコン操作が必要で手が塞がれ、落とすリスクもありました。しかしハローキャディは何も持たなくて済みますし、スピード調整も必要ないのでそういったストレスもありません。最大の魅力は会員さまが気楽に利用できることですね。

また、夏場は気温が高く、昼間のラウンドが危険と見なされる会員さまも増えています。この地域は避暑地として知られ、夕方になると気持ちの良い風が吹くことから、ハローキャディを使ってゆっくりとハーフラウンドを楽しむ需要が高まりそうです。レギュラーの時間帯でのラウンドと午後のハーフだけといった両方のご案内をしていますのでタイミングを見計らったラウンドの利用シーンが評価されています。

さらに会員さまの中には、ハローキャディを"可愛らしい"と評し、愛着を持って名前をつけようと提案する方もいたほどでした。ペットのように可愛がられる存在となり、会員さまとスタッフの新たな話題にもなっていました。

アルメックスについて

検討時、導入時のアルメックスの対応についてお聞かせください。

アルメックスの対応は非常に迅速かつ丁寧でした。最初の問い合わせからデモ機の提供、導入までのプロセスがとても早く、スムーズに進行した点が良かったです。デモの相談をした際は「最初はお客さまではなくて従業員の方でお試しください」というところで、私が最初にデモ機を使用することになりました。丁度冬場の寒い時期でしたので、デモ機のバッテリー持ちや走行性能などを従業員と一緒に試し、その実際の使用感を社長や総支配人に伝えることができました。

今後について

今後の箱根カントリー倶楽部さまとゴルフ業界の展望についてお聞かせください。

キャディー不足の問題は依然として深刻であり、テクノロジーを活用した解決策が求められています。ゴルフ業界全体としても、高齢化が進む中で、新しいツールの導入が業界の活性化に繋がることが期待されます。ゴルフ場全体の自動化・効率化を進めることで、サービスの質をさらに向上させたいです。省力化して他のところにリソースを集中できるような取り組みも今後の課題として重要です。

私たちは、常に新しい技術やサービスを取り入れ、お客さまに満足していただけるゴルフ場を目指しています。これからも進化を続け、多くのゴルファーに愛される場所でありたいと思っています。