ゼロクリック時代を迎える!Google検索画面で勝ち抜くプロモーション戦略

ゼロクリック時代を迎える!Google検索画面で勝ち抜くプロモーション戦略

1997年にサービスを開始して以来、検索エンジンのトップシェアを維持し続けてきたGoogle。しかし近年はChatGPTを組み込んだMicrosoftのBingなど他の検索エンジンの追随も激しくなっています。
そこで最近のGoogleがユーザーの利便性の向上のために取り組んでいるのがゼロクリックリサーチ。これによって何が変わるのか、検索エンジンの未来を見てみましょう。

飲食店やホテルはGoogleだけで見つけられる

Googleが進めるゼロクリックリサーチ

これまでインターネットで何かを調べるときには、検索エンジンを使って、情報が掲載されているウェブサイトを探すのが通常の行動でした。
ところがしばらく前から、簡単な情報であればわざわざウェブサイトまで行かなくても、検索結果画面だけで事足りるようになっています。

たとえば単語の翻訳であれば、翻訳サイトや辞書サイトまで行かなくても、検索エンジンで「旅行 フランス語 翻訳」などと入力するだけで、つづりも発音もわかるようになりました。

このような仕様変更は、Googleなどの検索エンジンサイトによるユーザーの囲い込み の一環で、ゼロクリックリサーチなどと呼ばれています。


店舗や観光地の情報は検索結果だけでわかる

ゼロクリックリサーチは、ユーザーにとっては利便性が高まっているので歓迎されていますが、ウェブサイトを広報に活用している企業からすれば訪問者が減少する危機です。

特に旅行業界が戦々恐々としています。

たとえば、Googleに観光地などの情報を入力した場合、次のように住所、地図、クチコミ、天気、入場料金、アクセス方法、写真などが表示されるようになっています。そのため、公式ウェブサイトの訪問者数が減ってしまっているのです。


急な宿泊、どう探していますか?Googleトラベルが導く最適なホテル

スマホの位置情報が検索に利用されることの意味

最近はPCよりもスマホで検索する人のほうがだいぶ多くなっていますが、スマホで検索をすると、ユーザーの位置情報も検索結果に組み入れられるため、かなり利便性が高くなりました。

たとえば「ラーメン屋」と検索すれば、自分の近くにあるラーメン屋が、ラーメンの写真、クチコミ、価格、住所、そして地図上にスポットとして表示されます。地図をクリックすると、そのままナビとして使えるため道に迷うこともありません。

Googleトラベルとは?

これを発展させたのが、Googleの新しいサービスであるGoogle Travel(トラベル)です。Googleトラベルの説明には次のように記されています。

「旅行計画を立てるのに複数のサイトを調べるのが大変…」そのような悩みはありませんか。Google Travel なら、旅行の目的地の選定を始め、観光スポットや航空券、宿泊施設の比較まで、一つのサイトでまとめて調べることができます。

同様のサービスを提供しているウェブサイトは他にもありますが、Googleから検索を始めるのであれば、ユーザー獲得においてGoogleトラベルが圧倒的に有利になります。

ホテルのウェブサイトはクリックされない?

このとき、飲食店やホテルなどが生き残るためには、検索エンジン、特にGoogleの検索結果にいかに表示されるかが必要になります。そのため、これまでは検索順位を高める(SEO)という行動が推奨されていたのですが、これからはそれに加えて、Googleのサービスに組み込まれるための努力も必要になります。

Googleは、ユーザーの利便性を高めるために、ユーザーの位置情報を調べて近い店舗やホテルを紹介しているだけかもしれませんが、新しい店舗やホテルなどはGoogleの捕捉する情報から漏れているかもしれませんし、繁華街などでは店舗やホテルが多すぎて優先順位が重要になるかもしれません。

ここで重要になるのがGoogleトラベルへの登録です。Googleトラベルは店舗やホテルなどの情報を集める際に、無作為にウェブをクロールするだけでなく、信頼できる情報源も参考にしています。

ホテル情報でいえば、USEN-ALMEXの提供する「ハピホテ」もその一つです。

引用元:https://happyhotel.jp/

ハッピーホテルはGoogleに強い

USEN-ALMEXのハッピーホテル

USEN-ALMEXの「ハピホテ」の、Goolgleによる説明を見てみましょう。

「ハッピーホテル(ハピホテ)は、日本最大級のラブホテル・レジャーホテル検索&予約サイトです。クーポン・クチコミ・料金・部屋&お風呂写真など多数掲載。」

つまり、レジャーホテルのユーザーが使うホテル検索サービスが「ハピホテ」です。
あらかじめ行く予定の場所の住所を入力することで、予約などがおこなえます。

「ハピホテ」はGoogleトラベルと連携

2024年7月から、「ハピホテ」はGoogleトラベルとの連携を開始しました。
※ニュースリリース:https://www.usen-almex.jp/uploads/2024/08/20240809_hp-Google.pdf

これにより、「ハピホテ」に登録したホテルは、Googleで例えば「新宿 レジャーホテル」を検索したユーザーの検索結果に優先的に表示されるようになります。これはホテルにとって大きなメリットです。

また、「ハピホテ」にとってもGoogleトラベルとの連携は大きな利点です。従来の「ハピホテ」の使い勝手が向上し、より多くのユーザーにアプローチできるようになりました。

ホテル事業者のメリット、利用者のメリット

ホテル事業者にとってのメリットは、改めて説明するまでもないでしょう。
これまであなたのホテルは、Googleで「近くのホテル」を検索したときに何番目に表示されていたでしょうか?

今後は「ハピホテ」に登録することで、Googleの検索結果における表示順位が上がり、ウェブでの集客率向上への大きな寄与が期待できます。すでに「ハピホテ」に登録されているホテルも、ウェブでのプレゼンスの向上が望めるようになります。

利用者にとってもメリットは大きいでしょう。
「Google ホテル検索」から「ハピホテ」サイトの宿泊予約画面に遷移するため、検索導線がスムーズになり利便性が向上します。
また、「Google ホテル検索」でほかの予約サイトの宿泊プランや料金比較が可能になり、希望条件にあったプランを選択可能になります。

ホテル事業者の方も、利用者の方も、これを機にハピホテ予約を利用してみてはいかがでしょうか?

<執筆者プロフィール>
・執筆者:内田 浩樹
・所属:株式会社USEN-ALMEX 
    事業企画本部
    ビジネスクリエーション部
・経歴:
株式会社USEN-ALMEXに新卒で入社、入社25年目。入社後の最初の3年間は営業部門で働き、その後新製品導入チームに異動し、10年間開発部門に在籍しました。その経験を通じて会計や会社の仕組みに興味を持ち、経営企画に転身し、7年間の経験を積みました。現在は、新しい取り組みやUSEN-ALMEXのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を担当する事業企画本部(旧構造改革本部)で、自社利用システムの導入と運用管理、WEB・SNS運用に携わっています。
・保有資格:
マーケティングビジネス実務検定B級、簿記2級、第2種電気工事士、普通自動車免許、防災士など

・アルメックス公式SNS:
Facebook:https://www.facebook.com/almex.jp
YouTube:https://www.youtube.com/@ALMEX-ch
Instagram:https://www.instagram.com/almex_official/