ホテル滞在を快適にする秘密兵器!自動精算機の魅力に迫る

ホテル滞在を快適にする秘密兵器!自動精算機の魅力に迫る

ホテル業では深刻な人手不足が続いており、さまざまな対策が講じられています。人手不足を解消する手段の1つとして、自動精算機の導入を検討する企業が増えているようです。

この記事では、ホテル業界の現状、ホテル業に自動精算機を導入するメリット・デメリット、自動精算機の価格を解説します。自動精算機を活用することで、業務効率化や従業員の負担軽減を目指しましょう。

自動精算機とは

自動精算機の概要と普及が進んでいる理由を見ていきましょう。

自動精算機とは何か

自動精算機とは、対人のやりとりなく会計ができる機械です。近年の自動精算機は精算のみならず、さまざまな機能が追加されています。たとえば、ホテル業に特化した自動精算機では、VOD視聴や朝食有無(時間予約)などがオプションで選択することが可能です。さらに、他のデバイスと連携させるシステムも増えており、自動精算機の多様化が進んでいます。

自動精算機は普及が進む

スーパーにあるセルフレジも自動精算機の一種です。一般社団法人 全国スーパーマーケット協会が2021年に発表した「スーパーマーケット年次統計調査 報告書」を見ると、セルフレジの普及が進んでいることがわかります。

調査結果では、セルフレジを設置した店舗があると回答した企業割合は23.5%であり、ここ数年増加傾向です。また、自動精算機は人との接触機会を減らせる感染症対策としても注目されており、飲食店、小売店やクリニックを中心に導入が進んでいます。

参考:【一般社団法人 全国スーパーマーケット協会】2021 年 スーパーマーケット年次統計調査 報告書

自動精算機を選ぶポイント

現在の業務と釣り合いの取れたスペックの自動精算機を選ぶことが重要です。ここでのスペックとは、取引件数や利用金額に応じた金庫容量などを意味します。一日あたりの取引件数に対して、自動精算機の処理スピードや台数が不足すると会計待ちの時間が長くなり、利用者からのクレームを招きかねません。

省スペース化を実現するコンパクトな自動精算機もありますが、紙幣収納容量が小さいと集金業務が頻繁に発生し、従業員の負担は増加します。一方で、スペックが高くなるほど導入コストも上がります。自動精算機を導入するときは、現状の業務の棚卸を行い、スペックとコストのバランスを考えて最適な機種を選びましょう。

ホテル業の現状

日本では業界を問わず、人手不足が進んでいる状況です。そのなかでも、ホテル業は慢性的な労働力の不足が大きな課題となっています。業務効率化に役立つ自動精算機は、ホテルの課題解決に役立てることができます。

自動精算機にはさまざまな種類がありますが、ホテル業に特化した製品を選ぶのがおすすめです。セルフチェックイン機能がついたフロント業務をサポートする自動精算機、プライバシーに配慮した客室精算機など、施設に合った製品を探してみましょう。

ホテル業に自動精算機を導入するメリット

ホテル業に自動精算機を導入するメリットを4つ紹介します。

ホテル業の人手不足の解消

前述したように、ホテル業は人手不足が深刻な問題となっていますが、自動精算機の導入によって業務負担の軽減が可能です。たとえば、フロントに自動精算機を設置することで会計業務がなくなり、重要な仕事に人的リソースを割けるようになります。時間に余裕が生まれると、ゆとりを持って働きやすくなり、ホスピタリティの向上も期待できます。

自動精算機でミスを減らせる

人の手で会計をしていると、一定の確率でヒューマンエラーが生じます。とくに、繁忙時はヒューマンエラーが起こりやすく、忙しさに拍車をかけてしまうこともあるでしょう。自動精算機なら計算ミスや釣り銭の間違いなどが発生しないため、業務を円滑に進めることができます。

自動精算機によるお客さま満足度アップ

チェックイン・チェックアウトの時間帯はフロントが混雑しやすく、待ち時間にストレスを感じる宿泊客も少なくありません。混雑する時間帯は、宿泊客が「ちょっとした質問をしたい」と思っても、長い列に並んで順番を待つことになります。

自動精算機があれば、スムーズに会計手続きが行えるため、待ち時間の大幅な削減が可能です。また、フロント業務にも余裕が生まれるため、客室からの電話に即座に対応したり、周辺の観光地を案内したりと、質の高いサービスが提供しやすくなります。非対面で手続きを行うことで感染症などのリスクを減らせる点も、自動精算機を導入するメリットの1つです。

インバウンドにも対応可能

コロナ禍で大きく落ち込んでいた旅行・ホテル業ですが、近年は海外から日本への旅行客(インバウンド)も回復傾向にあります。外国人旅行者の多い施設は、多言語に対応した自動精算機の利用がおすすめです。英語・中国語・韓国語など複数の言語に対応していたり、パスポートの読み取り機能がついていたりすると、さらに利便性は向上します。

ホテル業に自動精算機を導入するデメリット

ホテル業に自動精算機を導入するデメリットを3つ紹介します。

自動精算機のコストがかかる

自動精算機は導入・運用にコストがかかります。月額使用料がかかる自動精算機では、宿泊客が少ない時期はコストが利益を圧迫する可能性もあるでしょう。予算が限られている場合は、必要な機能に優先順位をつけて取捨選択することで、コストを抑えることができます。

故障時の対応が必要

自動精算機が故障した場合は、人が対応しなくてはなりません。普段から自動精算機で運用していると、トラブルが発生しても必要な人員が確保できないリスクがあります。また、精算業務に不慣れな従業員が対応することで、ミスが発生しやすくなり、かえって業務を増やしてしまうケースもあるでしょう。機械の故障だけでなく、釣り銭不足やレシート切れなどでも人による対応が必要です。

操作に不慣れな顧客も

自動精算機の操作に不慣れなお客さまだと、精算手続きがストレスになるケースも考えられます。前述した通り、小売店やクリニックを中心に自動精算機は年々増加傾向にあり、問題なく操作できる人の割合も増えています。一方で、対面でのやりとりを好む人、自動精算機に不慣れな人も一定数存在するため、フォローするための人員を確保する必要があるでしょう。

ホテルに置かれる自動精算機の使い方

ホテル業に特化した自動精算機について、主要な機能と使い方を紹介します。

チェックインとルームキー発行

チェックインやルームキー発行の機能が備わった自動精算機の場合、予約時に発行された番号やQRコードを、お客さま自身が自動精算機に読み取らせて予約の照会を行います。宿泊者情報に問題がなければルームキー発行に進みます。自動精算機から発行されたカードタイプのルームキーを受け取り、チェックイン手続きは完了です。

キャッシュレス決済

自動精算機では多くの場合、現金だけでなくキャッシュレス決済も可能です。決済方法はクレジットカードのほか、電子マネーやQRコード決済に対応している機種もあります。

チェックアウトと領収書発行

ホテル管理システムと連携することで、チェックアウト時に利用金額が自動精算機に表示されます。お客さまは内容を確認したうえで、現金・クレジットカード・QRコード決済などで支払いを行います。精算が終わるとレシートや領収書が発行されてチェックアウト手続きは完了です。

ホテルで使われる自動精算機の価格

自動精算機の価格は「初期費用」と「ランニングコスト」の2つの観点から検討しましょう。

自動精算機の初期費用

自動精算機の初期費用は機種によっても異なりますが、1台につき200~500万円が目安です。必要となる台数は、客室25室あたりに1台程度ですが、機種のスペックによっても処理能力は大きく変わります。オプション機能追加やホテル管理システム連携によっても費用は変動するため、詳しくはサービス提供企業に問い合わせしましょう。

自動精算機のランニングコスト

自動精算機のランニングコストには、レシートのロール紙代や保守費用などがあります。1台当たり年間およそ40万円程度が目安となります。初期費用やランニングコストを抑えるためには、助成金や補助金を利用する方法もあります。IT導入補助金やものづくり補助金をはじめ、国や自治体の支援制度も確認してみましょう。

まとめ

自動精算機を導入することで、ホテル業が直面している人手不足や業務改善といった課題を解決できます。ホテル業に特化した自動精算機には、自動チェックイン機能やパスポート読取り・朝食券発行・キャッシュレス決済など、さまざまな機能があるため、最適な機種を選ぶことが大切です。

アルメックスは、ホテル業で実績を積み重ねた自動精算機を提供しています。ぜひ、自動精算機の導入をお考えの方や施設に最適な機種をお求めの方は、アルメックスにご連絡ください。アルメックスは、テクノロジーとホスピタリティを融合させた製品を提供し、世界中に「テクノホスピタリティ」を広めることを目指しています。また、心強いサポート体制として、365日24時間対応のコールセンターも完備していますので、安心してご利用いただけます。

自動精算機の導入に関するご不明点やご相談がございましたら、どんな些細なことでもお気軽にアルメックスにお問い合わせください。

<執筆者プロフィール>
・執筆者:内田浩樹
・所属:株式会社アルメックス 構造改革本部 企画部
・経歴:
株式会社アルメックスに新卒入社し、入社24年目になります。入社後の最初の3年間は営業部門で働き、その後新製品導入チームに異動し、10年間開発部門に在籍しました。その経験を通じて会計や会社の仕組みに興味を持ち、経営企画に転身し、7年間の経験を積みました。現在は、新しい取り組みやアルメックスのデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を担当する構造改革本部で、自社利用システムの導入と運用管理に携わっています。
・保有資格:
マーケティングビジネス実務検定B級
簿記2級
第2種電気工事士
普通自動車免許
防災士(取得中)
など

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